講演情報
[O15-06]麻酔標榜医取得を目指す緊急麻酔担当医の効果
*竹上 徹郎1、的場 裕恵1、高階 謙一郎1 (1. 京都第一赤十字病院 救命救急センター)
緒言:救命救急センターは重症患者に対する緊急手術に対応する必要がある。しかし、術者がいても麻酔科対応困難であれば転送や不応需とせざるを得ない。方法:救急科内に緊急麻酔担当を選任し、麻酔科対応困難時でも全身麻酔管理を行い手術できるようにした。安全性担保のために、麻酔科医指導管理下とし、平素から日常業務の一部として麻酔標榜医取得をめざした麻酔研修おこなう事とした。結果:2023年01月~12月までの1年間で、ERに搬入され緊急手術必要であるが麻酔科対応不能であった患者に対して、救急科麻酔担当医が全身麻酔を行ったのは25件であった。外因性が17件、内因性が8件であった。麻酔に関するトラブルは無かった。考察:昨今の働き方改革で、麻酔科医による全身麻酔対応には制約がある。ER搬入されたが緊急手術目的での転送となると状態悪化は避けられないため、救急科医の対応範囲拡大は重要である。麻酔標榜医を目指した麻酔研修は、平素から麻酔科医との連携がとれ安全性担保に貢献したと考えられた。結語:救急科内に麻酔標榜医を目指した緊急麻酔担当医を専任することで、手術目的転送を減らし安全な緊急手術に対応できた。
