講演情報

[O16-07]インフォームドコンセント手続きの簡略化についての意識調査~救急外来看護師アンケート~

*鈴木 昌1,2、REFINED-IC 研究班2 (1. 東京歯科大学、2. REFINED-IC研究班)
【目的】救急領域の臨床試験における説明と同意(IC)について、本邦では、GCP省令がGCPやヘルシンキ宣言と異なり「生命の危険」を条件とするため、同意免除を採用する臨床試験実施は容易でない。同意免除を行うには医療従事者のみならず市民の理解を得る必要がある。本研究の目的は、救急医療を理解する救急外来看護師が、どのような場合にIC簡略化を許容すると考えるかを明らかにすることである。【方法と結果】当院救急外来勤務看護師に無記名アンケート(回収率70%)を実施した。臨床試験でIC簡略化を考える場合、対象病態の緊急性の有無・致死的か否か・開発中の治療法の効果・副作用の頻度の組み合わせをL10直行表で作成し、妥当か否かを5段階リッカードスケールで回答を得て、コンジョイント分析を実施した。重要度は副作用の頻度が最大であった。IC簡略化が最も適切なのは、緊急性が高く、致死的な病態に対して効果が大きく、副作用の頻度の低い治療法開発に対してであった。【結語】救急外来看護師は臨床試験でIC簡略化をする場合、副作用の少ない治療法の場合を重視し、緊急性と重症度の高い病態を対象としていた。