講演情報

[O17-04]北海道4地域における8月救急出動件数とWBGTの関連について

*上村 修二1,2、加藤 史人1,5、中山 龍一1,3、豊原 隆4、相坂 和貴子1、加藤 航平5、沢本 圭悟1,2、武山 佳洋6、成松 英智1,2 (1. 札幌医科大学 救急医学講座、2. 札幌医科大学 北海道病院前・航空・災害医学講座、3. 北海道道立江差病院 総合診療内科、4. 市立釧路総合病院 救命救急センター、5. 帯広厚生病院 救命救急センター、6. 市立函館病院 救命救急センター)
はじめに:北海道の4地域では救急出動件数は8月と12月にピークがあった。8月出動件数増加は暑熱環境との関連が予想されたため、8月出動件数がWBGT値と関連があるか、地域で出動件数が増減するWBGT値に差があるか検討した。方法:札幌市消防局、函館市消防本部、とかち広域消防局、釧路市消防本部から2017~2023年の8月の日々の出動件数を入手した。環境省熱中症予防サイトから各地点の日々のWBGT最高値を入手した。線形回帰分析で日々の出動件数とWBGT最高値の相関を検討した。決定木分析で地域ごとに出動件数が変わるWBGT最高値を3分岐まで求めた。結果:日々の出動件数とWBGT最高値の相関係数は札幌0.642、函館0.509、とかち0.402、釧路0.278と件数が多い地域で中程度の相関、少ない地域で弱い相関があった。決定木分析でWBGTは札幌28.0→24.8→31.2、函館30.1→26.3→21.6、とかち28.7→20.9→31.7釧路24.3→22.5→17.3で分岐した。まとめ:各地域の8月WBGT最高値と出動件数は相関があった、出動件数が増減するWBGTは地域により幅があった。