講演情報

[O18-05]中学校を対象に実施した、熱中症対策の取り組みについて

*中村 匠吾1、長岡 敏信2 (1. 下関市消防局 中央消防署、2. 下関市消防局 警防課)
熱中症による死者は、年間1000人を超え、昨年の救急搬送件数は9万件を超えており、国を挙げて対策が進められている。
当局では熱中症被害低減を目指し、市内中学校で熱中症に関する勉強会と多数傷病者対応訓練を実施した。
目的は、生徒及び教職員に熱中症対策を習得させること、効果的であれば今後も継続し、他の教育機関へ展開していくことである。
勉強会は、生徒及び教職員を対象に講義及び冷却処置の実技指導を行い、訓練は教職員を対象に体育祭リハーサル中に13人熱中症の生徒が発生する想定で、組織的な対応、消防と円滑な連携を図る事を主眼に実施し、救命救急センター長が参加、学校関係者が参観した。消防としては、他機関で多数傷病者対応訓練を実施できる貴重な機会となった。
各取り組みについてアンケート調査したところ、勉強会では生徒の86%(202回答)が、訓練では教職員の94%(17回答)が「続けた方がいい」と回答したことから、効果的であり今後も継続していく必要があると結論づけ、更に各取り組みを当局公式SNSで発信した。
今回当局が実施した各取り組みが、全国における熱中症対策の一助になると確信したので紹介する。