講演情報

[O19-01]X線撮影室内での火災発生時の初動マニュアルの策定について

*高橋 佑典1、市川 宏紀1、福島 智久1、浦崎 昇平1 (1. 大垣市民病院 診療検査科)
【背景・目的】当院では昨年、地下X線透視室にて火災が発生した。当時、放射線部門の火災対応指針は存在しておらず対応に苦慮した。得られた課題から放射線部門のマニュアル策定に至った経緯を報告する。【経緯】火災は終業間際に無人の撮影室から出火した。発見した職員の対応により負傷者は出ず、最終的に無事消火できた。しかし、課題として直接火元を目視できず初期消火が行えなかったことが挙がった。また、発見者が被害拡大を防ぐために撮影室を閉扉した事で防火扉の感知システムが作動せず、撮影室内に黒い煙が充満し、状況確認と消火活動が遅れる問題も挙がった。後日火災発生時にとった実際の行動と問題点を抽出し検証を行った。その後施設課職員やメーカーと協議し、院内マニュアルと整合性のある放射線部門独自の火災対応マニュアルを策定した。【考察・結語】火災を実際に経験し、事後検証を行う事でフローチャートや通報先を明記した実践的なマニュアルを策定する事ができた。また、施設課職員やメーカーなどの他職種と協議することで装置の通電遮断や不活性ガス消化器の使用など具体的な初期消火手順を知る事ができ、包括されたマニュアル作成に有用であった。