講演情報
[O19-04]大動脈解離否定用MRIシーケンスの時間短縮検討
*森川 篤志1、松下 徹郎1、福留 慎也1、泊 誠一1、伊藤 大助1 (1. 社会医療法人 緑泉会 米盛病院)
【背景・目的】急性期脳梗塞に対するt -PA静注療法は、救命や予後改善など、脳卒中医療に大きく貢献する。一方で大動脈解離が隠れている脳梗塞患者にt -PA静注療法を選択したことで破裂・出血が起こり死亡する例がある。当院では、急性期脳梗塞患者のMRI撮像時にRadial GRE scanを横断像と矢状断像で行い、大動脈解離を否定した後,t -PA療法を実施している。今回、画質を調整し、時間短縮を検討した。【方法】Radial GRE scanを横断像・矢状断像で、シーケンスを調整し撮像時間を短くした画像を評価する。対象者は、放射線技師と脳神経外科医師とした。【結果・考察】Radial GRE scanではTRを短くしRadial Viewや空間分解能を下げることで、撮像時間は短くなるが、SNR /CNRが低減されアーチファクトのリスクが向上した。しかし、t -PA適応患者に対しては、解離や瘤の否定が目的であり、今回行なったシーケンス調整は許容範囲であると考える。【結論】画質を許容範囲まで低下させることで撮像時間が短くなり、t -PA適応患者に対して早く処置を行えることとなる。
