講演情報

[O2-03]初療室でECPRを行う際の当院での取り組み

*松尾 健志1、栗正 誠也1、脇田 史明1、日村 帆志1、佐尾山 裕生1、内田 健一郎1、西村 哲郎1、溝端 康光1 (1. 大阪公立大学医学部附属病院救命救急センター)
【背景と目的】
ECPRにおいては診療チームとして安全に迅速に導入できることが患者の救命に寄与する。ECPRを行う際の多職種間での共通認識や理解の向上のために当科の取り組みの成果について検証を行った。
【方法】
多職種で初療室におけるX線透視Cアームを用いたECPRのシミュレーショントレーニングを業務として行った。使用物品に関して看護師と協議し血管造影セットをECPRセットに改良した。4点カメラで保存された診療動画をデブリーフィングに導入した。今回、2021年4月~2024年2月にECPRを導入した症例を対象に合併症の有無と導入時間に関して観察研究で記述的に検討を行った。
【結果】
ECPRを導入した症例は23例であった。心大血管損傷や後腹膜血種等の重篤な合併症はなく、病院到着から導入までの平均時間は21.6分であった。
【考察】
血管造影室や透視室でない環境で重篤な合併症なく導入を行えていることは日々の取り組みの一つの成果として認識している。導入時間に関して今後も短縮の余地はあり、さらに工夫が必要と考える。
【結語】
日々のシミュレーショントレーニングがECPRの安全な導入に寄与している可能性がある。