講演情報
[O20-01]東京DMAT活動での一例を通したField Amputationの実際についての考察
*山荷 大貴1、井上 元1、富田 佳賢1、島田 拓哉1、柳澤 薫1、菊地 一樹1、杉本 達也1、鈴木 恵輔1、八木 正晴1、土肥 謙二1 (1. 昭和大学病院救命救急センター)
【背景】Field Amputation(以下FA)は非常にまれであるが、時間的猶予のない傷病者には救命の切り札となり得る。今回東京DMAT(Disaster Medical Assistance Team)活動においてFAを考慮した1例を経験したため、活動報告を通してその実際について考察する。 【活動内容】75歳男性。金属加工作業中にプレス機に誤って右上肢が巻き込まれ受傷し、救急要請となった。脱出困難事案であり現場より東京DMAT要請となった。接触時、右上肢が肩関節付近から挟まれており、機械の解体に難渋していた。脱出できない可能性を考慮し、指揮本部と病院の後方支援に追加機材と整形外科医を含めた追加のDMAT隊の要請の可能性を共有した。最終的に機械解体により覚知より54分後に挟まれ解除され、当院救命センターに搬送となった。【考察】FAは患者に取っては侵襲度の高い選択肢であり、その適応や使用する器具等、方法にも熟知しておく必要がある。また、FAの症例は非常に稀であり、鎮痛鎮静薬や切断に使用する機材等常備していない事が多く、行う場合には整形外科医含めた追加支援等の診療体制の整備が必要となる。
