講演情報

[O23-04]災害派遣の現場から 〜専攻医の挑戦と成長〜

*菊地 一樹1、井上 元1、富田 佳賢1、島田 拓哉1、柳澤 薫1、山荷 大貴1、杉本 達也1、鈴木 恵輔1、加藤 晶人1、八木 正晴1、佐々木 純1、土肥 謙二1 (1. 昭和大学 医学部 救急・災害医学講座)
今回の地震に対して当院にも支援JMATの派遣要請があった。災害への対応に絶対の自信はなかったが、自分の生まれた県に少しでも恩返しをしたいという想いから、専攻医ではあるが自ら手挙げし派遣に至った。「助けは借りず、自己完結を目指していく」そう決めた現地の医療者に対して何か支援したいという気持ちだけに踊らされていた自分は、途中までその真意に気付けずに悶々とする日々を過ごした。医療だけをしに行くことが活動の全てではないこと、待機している暇な時間も大事な仕事であることを身をもって体感した。またJMATの指揮命令系統やJMAT以外の組織の活動内容の把握が必要不可欠と知った。派遣期間後には、休みなく被災地のことを考え続けてしまい仕事に身が入らないこともあった。派遣前には考えてもみなかったことだった。このような、専攻医という立場だからこそ体感できた、そして陥ってしまった多くのことを共有することで、同じ救急科専攻医や他科の若手医師、コメディカルが今後派遣されることになった時の転ばぬ先の杖になれないかと思ったので2/14〜2/17の期間での珠洲市での我々の活動内容と被災地の人たちの声とを合わせて報告する。