講演情報

[O24-01]能登半島地震における災害支援薬剤師活動と災害薬事関連の問題点

*原 直己1 (1. 東京薬科大学薬学部薬学実務実習教育センター)
【はじめに】東京薬科大学(以下、本学)では、東京都薬剤師会が派遣する災害支援薬剤師として、延べ5名の教員等が被災地の1つである輪島市にて業務に従事した。今回、本学第一陣(東京都薬剤師会支援薬剤師第5班)として派遣された私自身の災害支援活動を通じて災害薬事関連のいくつかの問題点に直面したので、支援活動報告と共にその内容を報告する。【活動内容】避難所で医師・薬剤師等が情報収集し記載した常用薬確認書を保険医療機関へFAXもしくは直接手渡しした。そして避難所にいる被災者への搬送・服薬指導業務を行った。医療救護所におけるOTC薬活用業務を行った。【問題点と対応策】災害処方箋を保険薬局で調剤することは可能であったが、診療報酬の観点から支援医師が被災者へ災害処方箋を発行しても、保険薬局での積極的な調剤は望めない状況であった。また、常用薬を災害処方箋で対応する事例も見られモバイルファーマシーでの調剤業務の負担過多となっていた。これらの状況を踏まえ、モバイルファーマシーの活用と共に保険診療・保険調剤への切り替え段階において、積極的なOTCの利活用を含めて地元保険薬局等への適切な薬剤支援が求められた。