講演情報
[O24-05]被災病院の機能維持を目指したDMATの支援体制についての検討
∼DMATの病棟支援において看護管理の視点から振り返る∼
*柴尾 嘉洋1、川野 雄一朗1、瀧下 恭司1、佐藤 友子1、前原 潤一1 (1. 済生会熊本病院)
【背景】DMATの役割の中には、病院支援がある。今回DMATとして能登半島地震の活動より、DMATによる具体的支援方法の提案の必要性や、看護管理の視点の重要性を経験したため報告する。【目的】被災病院の役割に応じたDMATの有効な支援体制を考える。【結果】被災病院は、発災翌日よりDMATの支援を受けながら傷病者の対応を行っていた。DMATは医療スタッフが十分な休憩も取れていない状況を把握し、病棟支援を模索していた。具体的な活動として、救急外来の診療や患者の転院搬送の業務を行った。しかし、発災後2週間経って具体的支援まで至っていなかった。【考察】 被災病院は混乱の中、DMATへの業務移行内容を検討する余裕はなかった。またDMAT側は、看護管理者と情報共有し提供可能な内容を提示するなど調整が十分できなかった。病棟支援においては、看護体制やケアの責任、看護記録など管理的な視点が重要となるため調整が必要であった。【結語】DMATは発災直後の被災病院の支援において、活動内容の提示や、看護管理体制を把握したうえでの具体的支援体制を提案することで院内スタッフとのスムーズな協働につながる。
