講演情報

[O25-01]ドクターカーを介した消防と病院救命士の病院前活動における連携強化をめざして

*福村 六喜1、土江 浩徳1、稲富 崇司1、中尾 篤典2、上田 浩平2、有井 嵩典2、谷口 龍雄2 (1. 岡山市消防局、2. 岡山大学病院)
当局と岡山大学病院はこれまで様々な形で連携を図ってきた。2023年4月から同病院のドクターカーの現場出動運用開始に合わせて連携訓練を行った際に、消防と病院の間で活動時の「安全管理意識」の差が課題として挙げられた。
同病院のドクターカーには病院救命士が乗車しており、運転業務を担っていることから、「安全管理意識」の向上を目的とした救急車同乗実習を行った。
同乗実習では、実際の現場活動を通じて安全管理の重要性を体感してもらい、緊急自動車に関する法令の講義、KYTを行った。また、運転訓練では、ドクターカーと同等の車両を用いた走行訓練、走行時の安全管理、実際の救急現場での危険箇所の確認を行った。さらに、病院救命士にアンケート調査を行い、消防側からの一方的なものでなく、病院救命士が同乗実習中に必要と感じる訓練と講義を行った。
今回の同乗実習では、当局が培ってきた安全管理能力を病院と共有できたとともに、病院救命士と顔の見える関係を構築でき、消防と病院の両者にとって有益であった。両者の救急救命士が消防と病院とを繋ぐ架け橋となるべく、強く柔軟性のある連携を構築していきたいと考える。