講演情報
[O25-04]救急医療現場における心理支援のニーズと実際
*田中 梨美子1、深江 香波1、鑪 恵那1、堅持 安優美1、小迫 拓矢2、野間口 一輝2、本石 直志2、眞弓 芳子3、本田 弘志2、四本 竜一2、有村 愛2、原浦 博行2 (1. 霧島市立医師会医療センター 臨床心理室、2. 霧島市立医師会医療センター 救急科、3. 鹿児島大学病院 救急科)
【目的】当院は二次救急を担う地方中核病院である。心理職が救急外来の心理介入依頼に対応しておりその数は増加傾向である。ERにおける心理支援のニーズを調査し実際の介入と比較検討する。【方法】医師、看護師、救急救命士58名に心理介入について質問紙調査を実施し分析した。【結果】「一緒に活動したことがある」は34名であり、活動症例はCPA、精神的なケアが必要は88%と最も多く、家族ケア、自殺企図の順に多かった。心理介入が必要であると思う症例は、精神的なケアが必要、家族ケア、CPA、自殺企図の順に多かった。また、スタッフケアの必要性については、81%が必要と回答。自由記述「どのような場合に必要ですか」をKJ法により分析した結果、ERスタッフへの心理的ケアが必要な場面として12のカテゴリーが見いだされ「場面、患者の状況」「スタッフの状況」「相談窓口」の3つのユニットにまとめられた。【考察】ERスタッフの心理介入ニーズは実際の介入内容と一致していた。精神的負荷がかかる症例は惨事ストレスのリスクが高いと考えられ、心理職が共に介入する事はスタッフケアにおいても効果的となる事が示唆された。
