講演情報
[O25-06]入院時重症患者対応メディエーターの活動と課題~2年間を振り返り~
*牛山 幸世1、清水 正幸2、更科 陽子3、佐々木 玲子4、神谷 ひかり1 (1. 済生会横浜市東部病院 こころのケアセンター 心理室、2. 済生会横浜市東部病院 救急救命センター、3. 済生会横浜市東部病院 救急救命センター外来、4. 済生会横浜市東部病院 療養福祉相談室)
当院は三次救急病院であり、2022年度は7,805台の救急車を受入れ、うち1,403名が救命病棟に入院した。急性期の現場では、突然の病や外傷に加え入院による環境変化が重なり、患者・家族に動揺や混乱が生じることも多い。当院は元々病棟からの依頼で、心理師やソーシャルワーカーが早期から介入する仕組みがあったが、更に体制を整え、2022年4月より重症患者支援充実加算を算定している。算定開始1年目はマニュアルを作成し、救命委員会で活動報告を行った。活動を通して①医療スタッフ及び患者・家族に対し、メディエーターの存在や役割の周知を徹底すること、②限られた時間の中でより良い意思決定ができるよう、医師のIC内容を事前に多職種で共有しておくこと等の課題が見出された。活動2年目では重症メディエーター会議の発足をしたほか、全医師への周知、カルテ記載のテンプレート作成、気管切開等を分かり易く示した図を作成し、患者・家族への説明で活用している。また今年度はICUからの依頼が増加し、活動が拡がったことで、①医療スタッフに一層メディエーターの役割を理解してもらうこと、②スタッフと信頼関係を築く重要性等が示唆された。
