講演情報
[O27-03]当局内の血糖測定及びブドウ糖投与事案の現状と向き合う
*鶴 紘寿1、吉永 紗弓1、古川 雄介1 (1. 佐賀広域消防局)
佐賀県MC救急活動プロトコールでは血糖測定及び低血糖発作症例へのブドウ糖投与の具体的な実施場所及び実施時期の記載はなく、救急救命士の判断に委ねられている。そこで佐賀広域消防局における平成30年から令和4年までの5年間の血糖測定及びブドウ糖投与実施事案について救急事案管理システムから抽出し傾向を分析する。現場で血糖測定を行ったのは514件中121件。ブドウ糖投与を実施した事案54件のうち、現場でブドウ糖投与まで行ったのは9件。現場でブドウ糖投与を実施した事案は、9件中4件が軽症と診断されているが現場滞在時間は10.3分延伸している。ブドウ糖投与の実施場所で比較するも、意識レベルの改善に有意差はみられなかった。しかし時間経過と共に悪化する低血糖脳症を防ぐためには、早期にブドウ糖投与を実施するべきではないかと考える。病院前での適切なタイミングを捉え処置することは搬送先医療機関選択の幅が広がり、搬送先の分散も可能である。病院前の活動が地域医療の一助になればと考える。
