講演情報

[O27-04]福島市病院群輪番制参加二次医療機関別の救急搬送断り事案の検討

*小野寺 誠1、上野 智史1、後藤 沙由里1、関根 萌1、武藤 憲哉2、菅谷 一樹2、全田 吏栄2、三澤 友誉2、鈴木 剛2、塚田 泰彦2、伊関 憲2 (1. 福島県立医科大学 地域救急医療支援講座、2. 福島県立医科大学医学部 救急医療学講座)
【目的】福島市における救急搬送困難事案の要因を明らかにすること。【方法】2023年10月から12月の間に福島市消防本部管内で発生した受入照会回数が4回以上、かつ現場滞在時間30分以上を要した救急搬送困難事案を対象とした。そのうち病院群輪番制に参加し、当番日に多科で対応している二次医療機関と単科で対応している二次医療機関に分け、断り件数、断り理由別に検討した。【結果】検討期間内に発生した搬送困難事案は107件で、のべ断り件数は447件であった。輪番制参加二次救急医療機関の断り件数は378件で、そのうち多科で対応している5医療機関は259件(68.5%)で、断り理由は手術中76件、不明・その他68件、処置困難57件が上位を占めた。一方、単科対応5医療機関は119件で、手術中32件、処置困難31件、不明・その他23件が上位を占めた。【結論】断り件数の2/3が多科対応医療機関であった。断り理由で手術中が最多であったことから、手術部門の体制整備に改善の余地があると思われた。また、不明・その他の割合が多かった点については今後精査する必要がある。