講演情報

[O27-07]札幌市二次救急医療体制における、拠点病院準拠点病院活動の報告(臓器別診療機関では二次救急を支えきれない)

*佐藤 朝之1、松田 知倫1、窪田 生美1、馬場 周平1、大西 昌亮2、中村 雅則1 (1. 市立札幌病院、2. 札幌市消防局)
札幌市の二次救急医療システムは臓器病態ごと(呼吸・循環、消化器、脳神経外科、泌尿器、小児、けが災害の外科)にわかれており、初めから専門家の診療を受けられる体制を取ってきた。しかし、高齢化を受け病態が複雑になるにつれ、既存の単一診療科で救急患者を応需することが困難になってきている。札幌市ではこれに対し、二次当番病院で応需できない患者を24時間365日病態を問わず受け入れる拠点病院と、時間を決めて受け入れる準拠点病院とを整備して対応しようとしている。本体制は令和5年4月1日より運用されたが、現在でも搬送困難事例は稀ではない。搬送先が決まらないことにより、隊あたりの活動時間が伸び、即応できる救急車の払底する事象も発生している。札幌市の二次救急医療の実態を把握し、今後求められる医療体制、検討されるべき医療資源を考察するために拠点病院準拠点病院の会議を開催した。各々の診療体制、得意/不得意とする病態、診療継続の上で問題となっていることなどを共有し、今後の医療体制を考える材料とした。会議の内容を報告し、各地域の救急医療体制を支えている会員より、地域ごとの方略を与えて貰えたらと考えている。