講演情報

[O3-04]イメグリミンを過量内服した1例

*倉井 毅1、田中 保平1、本村 太一1、新保 雅大1、杉田 真穂1、由井 憲晶1、石橋 尚弥1、山根 賢二郎1、藤屋 将眞1、渡邊 伸貴1、新庄 貴文1、松村 福広1、伊澤 祥光1、米川 力1、間藤 卓1 (1. 自治医科大学 救急医学講座 / 救命救急センター)
【序文】イメグリミンは新規の血糖降下薬であり他剤での血糖コントロール不良例に対して併用処方されている。【症例】47歳女性。既往は2型糖尿病。イメグリミン13,000mg(常用量2000mg/day)をメトホルミン750mg、ミチグリニド30mg、ボグリボース0.6mgなどの常用量の薬剤とともに服用して救急搬送された。病着時、意識清明、呼吸循環動態は保たれていたが、血液検査でpH 6.977、Lactate 16.0 mmol/Lと乳酸アシドーシスを認めたため入院となり全身管理のうえ補液と炭酸水素ナトリウムの投与を開始した。翌日には乳酸アシドーシスが改善し全身状態良好のため当院精神科へ転科した。【考察】渉猟し得た限り臨床試験でのイメグリミンによる乳酸アシドーシスの報告はなく、またイメグリミンの過量内服の報告もない。しかしイメグリミンはメトホルミンと一部共通した作用機序を持つため、過量内服した場合は乳酸代謝経路に影響を及ぼす可能性も否定できないが、その他の併用・要因の影響も否定できず、今後の解明がまたれる事例となった。【結後】イメグリミンを過量内服し乳酸アシドーシスを呈した症例を経験した。