講演情報

[O33-02]救急救命士学生による救急車を活用した実践的活動実習の教育効果の検討
~学年別と学年合同の異なる実習形式の視点から~

*三橋 正典1,3、小倉 勝弘1、中澤 真弓1,4、宇田川 美南1、齋藤 達1,2、星 光長1、原田 諭1,3、藤本 賢司1、成川 憲司1,3、鈴木 健介1,4、小川 理郎1,4 (1. 日本体育大学 保健医療学部 救急医療学科、2. 日本体育大学大学院 保健医療学研究科 救急災害医療学コース、3. 日本体育大学大学院 保健医療学研究科 救急災害医療学、4. 日本体育大学大学院 保健医療学研究科)
【背景と目的】コロナ禍以降、本来履修すべき救急車同乗実習が縮小された。当学科の実習において、通報から病院収容までの救急隊業務を現実に現場を再現し、各学年別、また学年枠に囚われない実習形式が、学習に与える影響を教育手法の面から評価した。【対象と方法】学年別実習136名と学年合同での実習119名に、現場で遭遇する内因・外因の6例の重症例を緊急度・重症度判断、特定行為、傷病者とその家族への接遇を理解させた。実習後のアンケートから教育効果を因子分析で確認した。【結果】各実習は第1因子(学習意欲)、第2因子(実践的な観察・処置)、第3因子(現場のイメージ)で構成され、学年合同による実習では、第1因子、第2因子が収束し、弱い正の相関を認めた。【考察と結語】学生は自ら現実の現場環境で学習することが意欲の向上と内容を理解した観察・処置の獲得に繋がり、学年を越えての合同実習では、救急現場の体験を復習し、積極的な意見交換によって、接遇、観察手技、病態把握などの知識と技術を重点的に学習して、教育効果が認められた。