講演情報

[O33-03]手術室を活用した救急救命士のスキル向上と多様な業務への応用について

*藤原 悠太1、相川 なほ子1、勝 博史2、芝 祐信2 (1. フィルタス株式会社、2. 地方独立行政法人 東京都立病院機構 東京都立荏原病院)
【背景】当院は東京都区南部を医療で支える地域医療支援病院で救急外来に救命士有資格者を配置している。救命士は養成課程において感染対策・清潔操作の知識を身に着ける機会がなく、当院の救命士も同様である。法改正に伴い感染対策研修の履修が義務付けられたが、完全に理解・習得するには臨床現場における実務経験が必須である。【目的】当院の救命士に感染対策・清潔操作の技能を身に着けさせると共に、救命士を活用したタスクシフト・シェアの可能性を検証する。【方法】救命士を手術部に配置し、看護師の指導の下、手術準備や器械の展開を日常的に行う中で、マンパワーを補完すると共に、感染防護・清潔操作の知識・技術を身に付ける。【結果】救命士は感染対策・清潔操作の技能向上のみならず、患者コミュニケーションや多職種連携の重要性を再認識した。指導する看護師も支援職への教育方法を見直すきっかけとなった。【考察】このモデルが、救命士にとって幅広い技能向上に寄与し、受け入れる多職種にとっても有効であることが示唆された。【結語】救命士の手術部門配置を通じて感染対策・清潔操作の技能が向上し、チーム医療の向上にも貢献することが示された。