講演情報

[O39-02]病院救急救命士の活用と質の担保~「個人」の管理から「システム」の管理へ~

*米盛 輝武1 (1. 浦添総合病院 救命救急センター)
救急救命士法改正で、救急救命処置における場の制限が緩和されたこと、さらに医師の働き方改革が後押しとなり全国の医療機関で救急救命士の雇用が進んでいる。特に、ERにおける貴重な人的リソースとして大きな期待が寄せられている。しかし、ここで問題となったのが、病院救急救命士の特定行為の認定制度である。当初、都道府県MC協議会が認定を担うという動きがあった。しかしながら、このスキームでは認定作業に係る負担の一極集中が起こり、結果として認定作業が滞ってしまう結果を招いた。そこで当初から提案してきたように、救急救命士を雇用する医療機関で確固たるMC体制が整備されている事を前提に、各医療機関で認定を行い、都道府県MC協議会へ報告し追認するシステムが必要である。専門医プログラムのように、各医療機関における指示体制、検証体制、教育体制が整っている事、すなわち「システム」を管理し、より幅広く救急救命士の質を担保する事が、今後sustainableな体制を実現する事に繋がると考える。当院の取り組みを紹介し考察する。