講演情報

[O39-04]当院における救急救命士の転院搬送

*前川 賢介1 (1. 医療法人社団 清和会 笹生病院)
【はじめに】
2022年度から病院救急救命士を採用し、初療室での診療補助のほかに、病院救急車での転院搬送を行っている。2024年3月時点で6名の救急救命士が所属しており、4月に新卒2名が採用となり、計8名体制となった。
【目的】
近年、全国の医療機関での転院搬送発生時に消防救急車の利用件数が年々増加している。病院救急救命士が転院搬送を担うことにより、転院搬送をどのくらい自己完結できるか調査した。
【結論】
2017年に病院救急車を導入後、転院搬送の割合が消防救急車で約6割、病院救急車が約4割であった。病院救急救命士を雇用してからは、消防救急車が約4割、病院救急車が約6割と逆転した。転院搬送件数は、2022年度が63件であったが、2023年度は110件(※3月12日時点)と約1.7倍まで増加した。自院での転院搬送によって消防救急車の負担軽減、僅かではあるが空床の確保に繋がっていることは確かである。
【課題】
現時点での病院救急救命士の人数上、日勤帯のみ当院救急車で対応している。今後24時間対応の転院搬送を構築するには、さらなる救急救命士の採用が望まれる。