講演情報

[O39-05]新たな活躍の場を求めて離職した当院救命士について -いつ,なぜ病院救命士は離職するのか?―

*今村 友典1、福永 裕1、海部 広貴1、小松 祐美1、山形 梨里子1、小川 敦裕1、清水 洋1、山下 達也1、本山 裕一1、金井 尚之1 (1. 東京警察病院 救急科)
【緒言】当院は東京都中野区に位置する二次救急医療機関で,2012年4月から救急救命士(以下,救命士)を雇用している。当院救命士の主な業務は,救急医や看護師の補助,法に則った救命救急処置と院内外の調整である。2024年3月までに在籍していた救命士は13名で,うち7名が離職している(再雇用者あり)。医師は医局派遣や留学等で,看護師は結婚・妊娠・出産等のライフスタイルの変化で職場が変更しうるが,近年雇用が拡大してきた病院救命士の離職を調査した報告はない。【目的】当院を離職した救命士7名の在籍期間や退職理由,進路等を調査し,当院に現在在籍している救命士の将来設計の資とすること。【対象と結果】離職時年齢22-32歳,離職者の平均在籍期間:3年9ヶ月。離職理由:人間関係3名,消防受験1名,結婚1名,金銭面1名,その他2名(重複あり)。離職後の進路:医療機関3名,看護学校1名,なし/不明3名。【考察】当院では雇用開始から現在まで勤務を継続している救命士はいなかった。在籍救命士の離職は当院の救急医療体制の構築に大きな負の要素で,離職防止・定着促進は早急に取り組むべき重要な課題の一つと言えそうである。