講演情報

[O4-07]当院における膿胸7症例の経過に関する報告

*平山 敬浩1 (1. 京都山城総合医療センター)
【はじめに】膿胸は近年増加傾向にあると言われている。今後対応が必要な感染の一つとなりうる可能性があり、また治療法の選択は予後に大きく影響を与えると考えられる。令和5年に膿胸治療ガイドラインが日本呼吸器外科学会から初めて作成がなされており、その状況を踏まえ当院における膿胸の治療経過に関して報告を行う。【症例、経過】令和5年に当院救急外来に来院された7症例に関して検討を行った。いずれの症例も80歳を超える年齢であった。全例胸腔ドレナージが実施され、その後手術を施行している。1例だけは外傷に伴い血気胸を生じている部位に膿瘍形成を生じていたが、多くは3日以前に何らか前駆症状を認めていたが経過観察となっていた。ただいずれの症例も治療により退院できており、2名だけは廃用進行のため療養型の転院となった。【まとめ】肺炎で入院した患者の20~40%に胸水が生じると言われ、その内5~10%は膿胸に移行すると言われている。発症してしまうと予後不良の疾患であり、長期療養を要する疾患であるが、近年早期に手術の介入が有効であることが指摘されており、当院においても手術が有効に機能していると思われた。