講演情報

[O42-06]NICUに入院した新生児への家族支援の事例を通してみえた今後の課題

*加藤 智子1、渥美 生弘2、林 美恵子1 (1. 聖隷浜松病院 看護部、2. 聖隷浜松病院 救急科)
自施設では2018年に院内で家族支援チームを立ち上げ、重症患者が救急搬送された時や入院時の早期から介入している。2022年7月「重症患者初期支援充実加算」の算定を開始し、入院時重症患者対応メディエーターの講習を修了した看護師を中心に、医師・看護師・社会福祉士等の多職種で構成されたチームで家族支援を実践した結果、2022年7月から2024年2月までに、対象病棟のICU・救命病棟・NICU・MFICUでは163名530回の介入実績であった。院内では家族支援チームと医療者との連携、相談窓口の明確化などの体制は確立した。周産期領域の介入事例においては、NICUへ入院して循環器疾患を診断され、終末期に至った児への家族ケアを実践した結果、病状の理解や不安に対して、状況に応じた家族支援がされ、家族の病状の理解度や受容度、衝撃や不安を軽減することができた。一方で、家族と医療者との橋渡しが不足した事例では、家族内の意見調整ができず、さらに家族と医療者とのコンフリクトが発生した事例があった。以上の2事例から家族を支援するケア内容を分析し、支援回数や方法、医療者との連携方法等の分析内容を報告する。