講演情報
[O49-02]学校における脳卒中教育の直接的及び間接的な効果について
*長谷 浩1,2、田中 秀治2,3、中川 洸志2、中林 啓修2,4、田久 浩志2,3、髙橋 宏幸2,3、谷澤 譲1、三品 昌一1、堀口 修司1 (1. 明石市消防局、2. 国士舘大学大学院 救急システム研究科、3. 国士舘大学 体育学部 スポーツ医科学科、4. 国士舘大学 防災・救急救助総合研究所)
目的:学校教育において脳卒中に関する授業を行うことで、児童が脳卒中の知識を獲得できるか、また、児童を介して保護者へ知識の伝達が可能であるかを検討することを目的とした。方法:対象は2014年9月1日から2019年3月31日に、救急隊員による脳卒中の授業を受講した明石市内の10歳から12歳の児童5520名とその保護者4132名とした。授業は45分とし、脳卒中の症状や発症時の対応を学習した。保護者には脳卒中に関するマンガ本を使用し、児童から授業内容が伝達された。主要評価項目は学校教育介入前後におけるテストの点数とし、児童及び保護者における教育介入とテストの関連を分析するために重回帰分析を行った。 結果:脳卒中教育前後のテストの合計点の平均値は、児童は6.3点から8.7点まで上昇し(B,1.19;95%CI,1.16ー1.21)、保護者も7.6点から8.5点まで上昇した(B,0.46;95%CI,0.44ー0.49)。結論:学校教育において救急隊員が児童に対し脳卒中の授業を行うことで、児童が脳卒中に関する知識を獲得し、同内容について保護者へ知識の伝達も可能であることを明らかにすることができた。
