講演情報
[O49-04]救急救命士の腹部超音波検査に関する意識度調査
*田中 正弥1、津波古 憲1,2、上田 浩平3、齋藤 大蔵1,2、田中 秀治1,2 (1. 国士舘大学大学院救急システム研究科、2. 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科、3. 岡山大学病院救命救急科)
【背景】現在、救急救命処置の拡大範囲として腹部超音波検査(以下AUS)が検討されているが、救急救命士に対してAUSが必要か否かについての調査報告はない。【目的】救急救命士が行うAUSの必要性の明確化及び導入に向けた課題の抽出。【対象と方法】消防機関に所属する救急救命士を対象に電子アンケートを実施した。アンケートの主な項目として、AUSの賛否について(1反対〜5賛成の5段階評価)、現場活動でAUSを必要と感じた事例等について調査した。【結果】回答者数は158名であった。AUSの追加に対して賛成が約38%、反対が約34%であり、賛成理由(複数回答)として「情報が増える」(76件)、反対理由として「検査結果が確かでない可能性がある」(59件)がそれぞれ最も多かった。また、賛成者を解析した結果、AUSが必要と実感した経験を有する者及び階級が高い者が有意に賛成と回答していた。【考察】AUS追加について賛成が反対を上回る一方、検査結果に対して不安視していることが明らかとなった。今後、検査結果に対する不安要素を精査し、改善策を盛り込んだ体制構築が必要と考えることから、更なる調査研究が必要である。
