講演情報
[O49-05]増悪するショックを疑う場合の心原性を除外するためのフローチャート作成
*花宮 慎吾1、中村 朋子2、古谷 真一郎1、河越 俊裕1 (1. 大分市消防局、2. 社会医療法人 関愛会 佐賀関病院)
【目的】平成26年から救急救命士が行う救命処置として心肺機能停止前の増悪するショックを疑う傷病者に対する静脈路確保及び輸液処置(以下心停止前輸液)が行えるようになった。しかし除外対象である心原性ショックに対して心停止前輸液が実施された症例も報告されているため、対応策を検討した。【方法】①大分市における心停止前輸液の実施件数、心原性ショックに対して実施した件数を抽出②心原性ショックで実施した症例についての事後検証結果を基に、改めて検証医と心原性ショックを除外する対応策について検討。【検証結果】処置拡大から8年間での心停止前輸液実施件数は498件、心原性に対する実施件数は8件(1.6%)。実施した症例を調査すると心停止前輸液に至るまで、観察や判断にばらつきがみられた。このことから、心停止前輸液に対する観察・処置・聴取等がルーチン化する必要があるとの結論に至り、心停止前輸液対応のフローチャートを作成した。【結語】今後は作成したフローチャートを大分市消防局内で使用し、心停止前輸液に対するフローチャートの効果の検証を続けたい。
