講演情報
[O49-06]救急搬送患者の傷病程度と早期警告スコアの関係について
*若松 淳1,2、中田 圭2、上村 修二3、小山 雅之2、中山 龍一3、原 正浩4、大西 浩文2 (1. 弘前医療福祉大学短期大学部、2. 札幌医科大学医学部公衆衛生学講座、3. 札幌医科大学医学部救急医学講座 、4. 札幌市消防局)
【はじめに】我が国の救急出動件数は増加の一途であり、非緊急時案に対する体制の見直しが急務である。本研究では、予後予測への早期警告スコア(National Early Warning Score、NEWS)の活用の可能性を探るため、NEWSと傷病程度の関係性について調査した。。【対象と方法】2015年から2020年に札幌市消防局の救急車で搬送された16歳以上の症例で、転院、接触時心肺停止、妊婦、慢性閉塞性肺疾患、記載事項に不備があるものを除外した。各症例でNEWSを計算した。救急患者を傷病程度により軽症、中等症、重症、死亡と4分類し、それぞれのNEWS平均値と標準偏差(SD)を求め、Kruskal-Wallis検定により各郡間の有意差の有無を検討した。【結果】31万574件が解析対象だった。NEWSの平均値±SD)は、軽症群2.6±2.3 、中等症群4.2±3.4、重症群6.0±4.0、病院到着後死亡群8.6±4.2と重症になるほどScoreが高くなった。各郡間に有意差を認めた(p<0.001)。【結論】NEWSは傷病程度と関係があった。救急患者の予後予測の一助となる可能性が示唆された。
