講演情報

[O5-04]精神科救急に対する救急搬送体制のあり方について

*坂元 将貴1、内田 宗暁1 (1. 福岡市消防局)
【目的】
  精神症状を主とする傷病者への対応は、夜間・休日におい
 て、精神科救急医療システムを使用しているが、現場滞在時
 間が延長し、平均で1時間33分、最長4時間となっている
 現状がある。そこで精神科救急の搬送体制について研究を行
 い、効率的な病院選定や現場滞在時間の短縮を図っていく。【対象と方法】
  当局の全救急隊員へ精神科救急事案についてのアンケート
 を実施し、精神科救急対応時に苦慮する理由を調査したとこ
 ろ、主な理由として、下記の結果を得た。
 1、救急病院と精神科専門医療機関との板挟み
 2、金銭的理由
 3、キーパーソンの不在及び傷病者や家族の理解不足
 4、傷病者からの聴取困難
  この結果と、県精神科救急医療システムの実施要綱を照合
 し、精神科救急における対応フローチャートを作成し、現場
 活動での使用前と使用後の活動時間について検証を実施。【結果】
  フローチャートの試行による結果について報告する。【結語】
  令和5年3月に、県精神科救急医療システム実施要綱に、
 精神科ソフト救急に係る常時対応型病院が追加された。
 今後、このような新たな取り組みを、フローチャートに加
 え、運用していくことで、さらに活動時間の短縮を図ってい
 く。