講演情報

[O5-06]札幌市における自損件数と区域、年齢、性別の関連について

*相坂 和貴子1、上村 修二1、成松 英智1 (1. 札幌医科大学救急医学講座)
はじめに:札幌市の直近5年間の自殺死亡率は20%台で推移しており、全国平均を上回っている。札幌市内で救急要請された自損件数と区域、年齢、性別の関連について検討した。方法:札幌市消防局から2018~2022年の救急出動データを入手した。この中から事故種別が自損症例を抽出し、年齢不明の症例を除外した。また札幌市の住民基本台帳人口から区毎の性別・年齢人口を入手した。区別、年齢別、性別による自損件数、10万対人口数、年齢調整自損率をそれぞれ求めた。結果:対象は6471件で、平均年齢39.7歳、男性2159件、女性4312件であった。年齢別・性別による自損件数、10万対人口数は20代女性が最大で、大きく増加傾向だった。2022年の年齢調整自損率は①中央区93.7、②白石区89.7、③東区86.5、④清田77.4、豊平区75.1、北区74.7、南区73.5、手稲区71.9区、厚別区67.6、西区58.8であった。まとめ:区域、年齢、性別で自損者数、10万対人口数、年齢調整自損率に違いがみられた。20代女性の自損が増加傾向で、自損による救急要請数増加に影響している可能性がある。