講演情報
[O8-03]ベプリジルによる薬理学的心房除細動後にQT延長からTorsades de pointes/心室細動をきたした一例:ER看護の立場から
*西原 貴志1、越田 凛1、中村 喜久恵1、本蔵 和基1、遠藤 拓郎2 (1. 国際医療福祉大学熱海病院ICU・ER看護、2. 国際医療福祉大学救急医学)
【症例】81歳、男性。【病歴】診療所で、心房細動・心不全の診断で、ピルシカイニド、エドキサバン、ビソプロロールフマル、アスピリン、フロセミド、ベニジピンが開始。心房細動の停止が得られず、ピルシカイニドからべプリジル100mg/日へ変更。改善なく、8日後にべプリジル200mg/日へ増量。その1か月後に意識消失、痙攣で当院搬送された。【現症】JCSⅠ-2。体温36.5℃。血圧123/71mmhg。脈拍64回/分。呼吸数14回/分。SpO2 96%【経過】搬送後ECGで洞調律、PVC、QTc 469 msec。間もなくTdPを認め、初回は自然停止。2回目のTdPからVfへ移行、DCで停止した。診療所からの薬剤情報で、ベプリジルによるQT延長からのTdPと考えられた。硫酸マグネシウムを投与し、一時ペーシング留置後にICU入室となった【振り返り】到着後まもなくTdPが出現したが、循環器内科の迅速支援もあり、救命された症例であった。ER看護師としても、QT延長の原因薬剤、 TdP治療について十分な理解が必要と思われた。ER看護の立場から報告する。
