講演情報

[O8-06]Mobile ECMOにおけるECMO導入患者に対する看護実践について~V-V ECMOを導入し、搬送した一例を通して~

*清水 翔平1、濱口 純1 (1. 東京都立多摩総合医療センター)
[目的]当院のECMO搬送(Mobile ECMO)事例を基に、重症患者搬送における看護実践の課題点を明らかにする。[症例]既往歴の無い20代男性。前医にてARDSの診断で入院、同日人工呼吸管理後も低酸素血症の進行を認め当院にMobile ECMOの依頼があった。当院スタッフ9名にてECMO carで出動、現場にてECMO導入を判断、処置後にECMO carで当院に搬送した。[考察]当院のMobile ECMOは 1. 転院依頼の応需・準備・出動、2. 依頼元病院での現場活動、3. 安定化した患者の搬送、の3行程から成る。看護師のMobile ECMOにおける役割は、物品管理から依頼元病院との情報共有、家族対応、ECMO導入の補助、搬送中の管理、活動記録等多岐に渡る。当院では看護活動のためのマニュアルを策定しているが、これらを一貫して実践するにはインホスピタル・プレホスピタル双方に習熟した高い看護実践とスムーズな連携の為に高いコミュニケーション等高度な技術を要する。安全で質の高いMobile ECMOの提供を継続する為には、多職種での定期的なトレーニングと認定制などによる質の維持が重要である事が示唆された。