講演情報
[O9-01]災害医療に対する意識調査 〜被災・災害支援の経験の有無は災害の関心度に影響するのか〜
*水田 宜良1、田口 裕司1、森山 直紀1、当麻 美樹1 (1. 兵庫県立はりま姫路総合医療センター)
【諸言】被災や災害支援の経験者が少ない中で、病院全体の意識向上は課題であり、災害への関心度を調査した。【方法】当院の院内災害訓練後に参加者へアンケートを実施した。質問項目は年齢、被災経験、災害支援経験、災害関連資格、病院での役職の他、関心度の項目として下記を5段階評価(1-5)した(①日常生活での災害への関心、②通常業務での災害医療の必要性、③災害時に当院がはたす役割)。結果をクロス集計ならびにt検定で分析した。【結果】訓練参加者は193名(職員153、学生40)で、回答率は51%であった。被災経験は20%(20歳代以下1名)で、災害支援経験は16.3%(30歳代以下1名)であった。関心度の平均値は、① 3.2、②3.9、③4.6で、関連したのは①と災害関連資格(p=0.015)、③と役職( p=0.017)であった。【考察】被災や災害支援の経験は若い世代で少なかったが、年齢、災害の経験値によって日常生活や業務における災害への関心度に大きな差はなく、災害時に当院が担う役割については全体として高い認識があった。災害関連資格、役職などの役割は関心度と関連する可能性がある。
