講演情報

[PD1-03]ラオス・カンボジアにおける病院前救急医療体制に関する国際協力の現状とその比較

*石﨑 貴1 (1. 国士舘大学 防災・救急救助総合研究所)
私たちの豊かな生活は、いわゆるグローバルサウス、特に日本に近接するアジア地域の人々によって支えられており、政治的、経済的にも国際社会の中で無視できない存在となっている。 今般、主題とするラオス及びカンボジアは、後発開発途上国(Least Developed Country : LDC)と位置付けられているが、急速な経済成長に伴うモータリゼーション、疾病構造の変化、新型コロナウィルス感染症の蔓延等により、救急医療ニーズが高まっている。しかしながら、人的・財政的課題から、同国の病院前救急医療体制は諸外国と比べて極めて脆弱であり、解決すべき課題も多い。 このことから、国士舘大学において救急医療及び国際協力に関する実務経験を有する教員が、ラオス及びカンボジアの病院前救急医療に関するJICA草の根技術協力事業に専門家として参画し、現地の保健省や国立病院の医師等と連携して課題解決に取り組んでいる。 本発表では、ラオス及びカンボジアにおける病院前救急医療体制の現状課題について概観するとともに、これまでの国際協力の取り組み等について比較しながら、今後の我が国が進むべき国際協力の方向性について検討する。