講演情報

[PD10-02]PPMECコース受講後の知識・技術の定着度調査からみえた小児救急に対する教育体制の現状と課題

*萬田 将太郎1、月木  良和1、木村 信広1、中尾 彰太2、松岡 哲也2 (1. 泉州南消防組合泉州南広域消防本部、2. 地方独立行政法人りんくう総合医療センター大阪府泉州救命救急センター)
【背景】小児傷病者に対する病院前救護の標準化された教育プログラムとして小児病院前救護トレーニングコース(以下「PPMEC」)が策定されているが、受講後の知識や技術の定着度(以下「定着度」)について確認された報告はまだない。【目的】コースの定着度について確認を行うこと。【対象と方法】当消防組合に属する救急救命士のうち、令和3年3月10、11日にオンラインでPPMECコースを受講した経験のある救急救命士46名を対象に、コース内容の定着度に関するアンケート調査を実施した。【結果】アンケート回収率は87%であった。教育項目の定着度について、定着度が高いと回答した教育項目は「小児の評価方法」が最も多く(45%)、定着度が低いと回答した教育項目は「小児のAdvancedAirway」で最も多かった(55%)。受講者の多くは定着度を維持する取組みが必要と回答(83%)し、定期的なコース受講(22%)や、地域MCでの小児救急に関する勉強会(19%)を求める回答が多かった。【結果】コース受講による一定の知識や技術の定着を確認できたが、これを維持するための継続した教育訓練が必要であることが示唆された。