講演情報

[PD11-02]重症患者の気道呼吸管理に対する薬剤師の薬学管理のポイント

*吉廣 尚大1 (1. 広島大学病院 薬剤部)
重症患者における気道、呼吸管理の薬学管理とは、呼吸、気道、咳嗽反射に影響を与える薬物療法の管理を指す。もちろん、気閉塞性、拘束性肺疾患をコントロールするために必要な薬物療法を適切な時期に適切な経路で投与設計することは必要である。そのほかにも、循環管理で使用する輸液、利尿薬は、肺の水分量、呼吸中枢に影響を与える。鎮静剤、鎮痛剤は、吸気努力や1回換気量を制限し、呼吸器の同調性を維持するために使用される場合がある。さらに、咳嗽反射を維持するためには、抗精神病薬やパーキンソン病治療薬のようにドパミン作用を有する薬剤を整えていくこともまた重要である。このように、薬剤の使用目的や有害事象を考慮すると、気道、呼吸管理でモニターする薬剤は多岐にわたり、他の臓器系統の管理に対して使用している薬剤が気道、呼吸管理に影響を及ぼしうるという視点が必要である。そこで、薬学管理において、気道、呼吸管理に行動変容をもたらすための薬剤師の視点について議論する。