講演情報
[PD11-08]腎代替療法施行時の薬物療法
*山本 武人1 (1. 東京大学医学部附属病院 薬剤部)
腎代替療法には血液透析(HD)、腹膜透析(PD)、持続血液濾過透析(CHDF)など様々なモダリティが存在するが、CHDFは基本的に急性期患者にのみ導入されるモダリティである。また、CHDFの平均的な浄化量はHDやPDよりも大きいこと、患者自身の腎機能が残存しているケースも多いこと、重症患者に認められる薬物動態変化を伴うことも特徴である。そのため、これらの特徴を薬物動態学的に正しく解釈・評価した上で投与設計を行うことが求められる。
CHDF導入時の薬物投与設計では、CHDFによる薬物クリアランスをクレアチニンクリアランス(CCR)に換算して定量的に把握することが重要である。一般的なCHDF実施条件、すなわち血流量が透析液流量よりも十分大きい条件下では濾液流量(QE)をCCRに読み替えればよいことが明らかとなっている。そのため、CHDF導入患者に対する投与量はQE相当のCCRを有する腎障害患者に対する投与量が目安となる。
さらに、薬物の有効性・安全性と血中濃度の関係を意識した処方設計を行うことも重要である。例えば、安全域の広い薬剤では過度な減量を避けるために計算値よりも過量投与気味に投与することも許容されるが、安全域が狭い薬剤では過量投与を避けるため慎重な対応が必要となる。
本講演では、CHDF患者に対する投与設計の基本について解説すると共に、一歩踏み込んだ投与設計を行うために理解しておきたい事項について解説する。
CHDF導入時の薬物投与設計では、CHDFによる薬物クリアランスをクレアチニンクリアランス(CCR)に換算して定量的に把握することが重要である。一般的なCHDF実施条件、すなわち血流量が透析液流量よりも十分大きい条件下では濾液流量(QE)をCCRに読み替えればよいことが明らかとなっている。そのため、CHDF導入患者に対する投与量はQE相当のCCRを有する腎障害患者に対する投与量が目安となる。
さらに、薬物の有効性・安全性と血中濃度の関係を意識した処方設計を行うことも重要である。例えば、安全域の広い薬剤では過度な減量を避けるために計算値よりも過量投与気味に投与することも許容されるが、安全域が狭い薬剤では過量投与を避けるため慎重な対応が必要となる。
本講演では、CHDF患者に対する投与設計の基本について解説すると共に、一歩踏み込んだ投与設計を行うために理解しておきたい事項について解説する。
