講演情報

[PD12-03]宝塚市立病院においてのER看護師の役割と目指すもの −宝塚モデル−

*中田 徹朗1 (1. 宝塚市立病院)
宝塚市立病院は、兵庫県の北阪神地区に存在する、災害拠点病院の二次救急医療機関病院であり、2023年度5500件/年の救急搬送であった。病床数は436床であり、そのうちICU4床、救急医療センター24床である。宝塚市消防と協力し、ワークステーション方式のドクターカーも配置している。救急専門の病棟である救急医療センターを2015年に設立。しかし、救急科医師が常に在中しているわけではなく、夜間は専門診療科医師が救急車を対応しており、医師が少ない二次救急医療機関では、救急看護を専門とした看護師が大変重要となる。ERや救急病棟であっても、患者に一番に接するのは看護師である。看護師が情報収集し、アセスメントを医師に伝えることで、患者の予後が左右されることも多くある。認定看護師・特定看護師が一人で頑張るものでは無く、チームを構築していかなければならない。私は、特定看護師として、医師と共同して診療に当たり、またアセスメントを行い治療・看護を行っている。しかしながら、私以外にも看護師が第一に患者に接してフィジカルアセスメントや医療面接を行い、そのアセスメント結果を医師に報告しながら治療・看護を進めていくように指導している。また、ワークステーションで勤務している救急隊員の強みを活かすことに合わせて、看護師と同じようにフィジカルアセスメントを行い、臨床推論・情報共有を行うように指導している。これが当院のERシステム「宝塚モデル」である。看護師と救急隊員が能力を上げることで、少ない救急医であるが、チーム医療として、タスクシェアを行い、救急患者搬入を受け入れている。私が目指す宝塚救急医療は、医師と看護師と救急隊員が協働していくことができる知識を持ち医師と同等に話し合いながら、インホスピタルでもプレホスピタルでも、ERで学ぶことが貢献でき、患者・患者家族の苦痛を早期に軽減することである。