講演情報
[PD12-04]2次救急医療機関における診療看護師の看護実践〜診療看護師の役割を検討する〜
*後小路 隆1 (1. 令和健康科学大学)
厚生労働省は2011年から「看護師特定行為・業務試行事業」のモデル事業を実施し、このモデル事業の下、複数の大学院修士課程で、診療看護師(Nurse Practitioner:以下NP)を養成してきた。診療看護師は、単純に医行為を実施することや医師の業務の一部を担うことだけが、役割ではなく、医師、薬剤師等の多職種と連携・協働を図り,一定レベルの診療を自律的に遂行することが求められている。診療看護師のコンピテンシーには①包括的健康アセスメント能力②医療処置・管理の実践能力③熟練した看護実践能力④看護マネジメント能力⑤チームワーク・ 協働能力⑥医療保健福祉制度の活用・開発能力⑦倫理的意思決定能力があり、「症状マネジメント」では、効果的、効率的、タイムリーに実施することで、疾病の重症化等を防止し、患者のQOLの向上を図ることが役割である。 こられの役割を実践として表現し、救急外来においても同様な役割を担っていく必要があるが、どのようなアプローチが求められるか、未だ明確なものはない。看護師としてファンダメンタルな部分は、救急医療で働く看護師と同様であるが、患者の抱えている問題に対し、診療看護師としての独自の役割を明確化、効果を表してしていくことが救急医療での役割を見出すことになると考えている。 そこで、今回救急外来内での実践の中で、診療看護師のコンピテンシーを振り返り、診療看護師が行う「症状マネジメント」と何であるのか、また診療看護師が働くことによってどのように現場が変化したのか、その変化が救急外来におけるチーム医療を円滑に進める「連携・協働」となるのかなど、コンピテンシーから考える診療看護師の役割とは何かを臨床の中で得た知見について報告する。
