講演情報
[PD12-05]職種間の相互理解と有資格者の確保がタスクシフト/シェアとチーム医療には重要である
*田口 健蔵1,2 (1. 社会医療法人陽明会 小波瀬病院、2. 一般財団法人救急振興財団 救急救命九州研修所)
小波瀬病院(以下当院)は266床の二次救急医療機関で、救急科医師7名(うち非常勤1名)、救急外来看護師11名(うち診療看護師1名、特定看護師4名)、救急救命士7名を中心に救急外来を運営している。院内で特定行為研修を開講しているため、診療看護師は診療以外に特定看護師の教育に携わっており、特定看護師は医師や診療看護師の業務を分担するほか、診療看護師とともに後輩特定看護師や救急救命士の教育に携わっている。救急救命士は医師や看護師の指導を受け、物品管理や患者搬送など看護師業務を分担している。当院では診療看護師から特定看護師へ、看護師から救急救命士へとタスクシフト/シェアを進めてきたが、特に問題なくタスクシフト/シェアが行われているのも、医師や診療看護師が特定看護師や救急救命士の教育に携わり、各資格に対して十分理解していることによる。また、院内で特定看護師を養成することは一般職員への周知と新たな研修受講希望につながっている。このように、当院では教育制度による職種間の相互理解と有資格者確保により、特定の職種に過度の負担がかかることなくタスクシフト/シェアとチーム医療が実践できている。
