講演情報
[PD13-06]当地域における医療機関・消防・保健所の三者一体型「医療・ケアに関する情報共有シート」の取組みについて
*向井 秀之1、月木 良和1、小笠原 利美1、松岡 哲也2 (1. 泉州南消防組合泉州南広域消防本部、2. 地方独立行政法人りんくう総合医療センター大阪府泉州救命救急センター)
【背景】管内の医療機関は連携し高齢者施設(以下「施設」)に対して医療・ケアに関する方針を事前に確認するための取組みを開始したが運用率が低い。消防機関は施設からの救急要請で情報を得ることに苦慮していた。このような中、大阪府ではACP推進の条例が施行された。【目的】医療・消防・行政が協働し高齢者対応に必要な情報を一元化した「医療・ケアに関する情報共有シート」(以下「シート」)を作成し施設に対して運用を開始したので報告する。【方法】治療方針の確認事項、救急要請した際に必要な情報、ACPに関する内容を記載したシートを三者が協働して作成した。管内98箇所の施設への訪問調整を保健所が主導的に行い2023年9月から消防職員と共に訪問を開始した。【結果】2024年2月までに44施設に訪問し、各施設におけるシートの運用が進んでいることが確認できている。また、地域の在宅医療懇話会の中で地域全体のシートとして承認を受けた。【考察】高齢者対応については、多機関が連携し取組んでいく必要があり、各機関の必要な情報を網羅したシートの活用は有用であると考える。今後、奏功事例は関係会議等で報告し、さらなる普及をめざす。
