講演情報
[PD14-02]敗血症診療における当院診療看護師が担う多職種連携
*伏見 聖子1、芝 寿季1、山下 愛1、岡島 淳志1、高松 純平1 (1. 関西労災病院 救命救急科)
敗血症は、感染症に起因した重篤な臓器障害を呈する病態であり、いかに早期発見し治療介入するかが患者の生命予後を左右する。特に初期診療では、モニタリング、輸液蘇生や抗菌薬投与、外科的介入、それらの評価を繰り返し行うなど緻密な管理が必要であり、そこに関わる多職種との連携は必要不可欠である。当院の救命救急科では一定レベルの診療を行うことができる診療看護師が在籍し、敗血症診療における患者救命率の向上を目標とし、多職種をチームとしてうまく機能するように支援するマネジメント的役割を担って活動している。具体的には敗血症に対する治療が滞ることなく進むように必要な特定行為の実施、検査や薬剤の医師代行オーダーを行う。そして呼吸循環管理など必要な全身管理を医師と共に行うことで迅速な治療そのものへ介入の一助を担う。手術が必要となれば多職種と連携を取りながら迅速に準備を進め、診療看護師自身が直接介助や手術助手を担うことで手術までの時間短縮や医師のタスクシフトを図っている。そして何より重要なことは、円滑なコミュニケーションを行うことである。その結果、多職種と治療戦略を共有でき、全員が患者救命という一つの目標に向かって各々の役割を最大限に発揮することができると考え活動している。
