講演情報
[PD16-01]RRS起動要素研修コースの実施により院内のRRS・CCOを充実させる取り組み
*カ セヨウイチ1、武田 聡2、万代 康弘2、山口 庸子3、挾間 しのぶ4、古沢 身佳子3 (1. 東京慈恵会医科大学附属柏病院 麻酔部、2. 東京慈恵会医科大学 救急部、3. 東京慈恵会医科大学付属病院看護部 急性・重症集中専門看護師 、4. 東京慈恵会医科大学 教育センター 看護キャリアサポート部門)
RRSの院内への定着のためにRRS教育コースを継続開催することが、院内にRRSを定着させるための有効な手段であるという方針で、RRS教育コースを開催している。RRSの体制を維持するためには、核となって動けるスタッフを確保することが必要であり、当施設では、RRSの導入と同時にRRS教育コースの導入を並行して開始をした。さらに、当施設では、新たなスタッフを雇用したりすることはなく、既存の人員でRRSを開始することを基本的な方針とした。そのため、RRSの主体は、RRTとすることにして、日勤帯は専門看護師、認定看護師にRRS担当看護師を割り振り、夜勤帯は看護部の夜勤師長など夜間の看護部の責任当直をしている看護師にRRSを割り振り、RRTとして活動できる看護師へのRRS教育コースを開催した。現在までに、10年以上にわたり定期的にRRS教育コースを開催し、RRS教育コース・遠心系の受講修了者は当施設の関連病院も含めて300名以上、RRS教育コース・求心系の受講生は600名程度おります。これだけの人数への教育により、RRSへの院内の理解は深まった。しかし、RRSコールの件数は微増したが、海外で報告をされているような十分な起動件数とはならなかった。そこで、RRS教育コース(求心系・遠心系)のなかでは、CCOT(Critical Care Outreach Team) の意義やその活動内容の紹介を行い、早期警戒スコアの使用方法を教授している。CCOTの導入によりRRSの介入件数は増加をしている。RRSの件数が増加しないのは、本施設だけの特有の問題であるのか、本邦において普遍的な問題であるのかはわからないが、RRS教育コースの開催とCCOTの導入と日常的な早期警戒スコアの導入をしている当施設の現状を報告する。
