講演情報

[PD16-04]CCOTを中心としたRRS

*中島 舞1、河上 ひとみ1、小川 喜久恵1、中山 由理奈1、藤原 紳祐1 (1. 独立行政法人国立病院機構 嬉野医療センター)
当院では2011年よりRapid Response System(以下RRS)の導入を開始した。要請時は、医師・看護師より構成されるMedical Emergency Team(以下MET)が現場に同行し、現在24時間の対応を行っている。2015年には早期警戒スコア(以下NEWS)を一般病棟入院患者のスクリーニングツールとして採用した。各勤務帯で患者のスコアリングを行い、カンファレンスを実施し、院内での指標をもとに患者対応のアセスメントへ繋げている。2019年からは、院内トリアージのツールとしてもNEWSを活用しており、当院の外来・病棟看護師にとってNEWSは身近な患者の評価ツールとなりつつある。
また、2019年9月よりCritical care outreach team(以下CCOT)を開始し、平日日勤帯に診療看護師・認定看護師でのラウンドを実施している。CCOTラウンドではMET起動基準に該当する患者を早期発見することを目標に、NEWS高得点者だけでなく、看護師の懸念がある患者の聞き取りや患者の観察などを行っている。相談を受けた症例・対応した症例は、夜勤前申し送りで救命救急センター・ICU当直医、救命救急センター・ICU看護師、当直看護師長と情報共有し、夜間も必要時は対応を継続している。
CCOTラウンド後に情報共有をした件数は、2023年度210件で、月平均約18件であった。MET要請件数は2022年度63件、2023年度76件。院内心肺停止症例数は2022年度18件、2023年度10件であり、MET要請件数の上昇、院内心肺停止症例件数の減少を認めた。
RRSの活動として毎日のCCOTラウンドを開始したことで、METのみでは要請とならなかった患者に対応が可能となっている。また、主治医との関係性など様々な要因からMET起動を躊躇している症例に対して、心理的サポートに繋げることができた。