講演情報
[PD2-01]救急搬送データから見た10代自損患者の特徴
*田久 浩志1、田中 秀治1 (1. 国士舘大学大学院救急システム研究科)
はじめに 自殺対策は自殺のみでなく自損行為を検討する必要がある。そこで総務省の2017-2021年の救急搬送データで13-18歳つまり中学生高校生の年代の自損行為を検討した。対象と方法 初診医が自損行為と判断し重症度を求めた13-18歳の男女11752件をSAS社のJMP15.2.1で解析した。結果と考察 2017年から2021年までの救急搬送患者を月別および各月の上旬中旬下旬で見ると中学生では男女とも5月下旬と8月下旬に、高校生男子は3月下旬5月下旬に、高校生女子は8月下旬にピークが見られた。現在、6月は運動会、修学旅行、スクールカウンセラーとの面談などの学校繁忙期、9月は新学期が始まる時期であり、その直前に自損行為が増加した。まとめ 自殺に関係する医療関係者は自分達の学生の時と現在では学校行事の期間が異なる点や有名人の自殺の有無に注意を払う必要がある。10代の子を持つ親は、学校行事が多くなる時期に子供が孤立しないように配慮することを望みたい。
