講演情報
[PD2-04]自殺対策に関する救急医の仕事はどこまでか
*松尾 悠史1 (1. 慶應義塾大学病院)
ある。救急医療機関では、断らずに対応する医療機関もあり、その中に自殺未遂患者が含まれているであろう事は想像に難くない。また、状況的に対応せざるを得ないこともあるだろう。精神科へのコンサルタントが難しい医療機関もあることに加え、自殺未遂患者に対する標準的な初期対応が分からず身体面だけの介入で終わるケースもある。また、救急医療場面における精神科疾患対応は、救急医療スタッフの負担感が高いと言われている。他の救急患者の対応もある中で、実際の現場でできることは限られる。私は救急科専門医を取得後、現在精神科専門研修中である。自殺未遂者に対する標準的な初期対応を踏まえ、実際の症例や経験を救急科・精神科双方の視点で記述的に検討した結果、精神科不在の医療機関であっても、「声かけ」、「コメディカルや地域との連携」、「精神科医療への繋ぎ」などが救急医としての標準対応と考えられた。
