講演情報
[PD3-03]二次医療機関の救急外来で薬剤師に期待すること
*増井 伸高1、齋藤 靖弘1、佐藤 洋祐1、丸藤 哲1 (1. 札幌東徳洲会病院)
当院では平日日中は救急外来に専属薬剤師が2016年から常駐しており、救急医の業務のサポートを実施している。当院で薬剤師が医師に期待され主に対応している業務は三つある。一つ目は患者の持参薬鑑別である。服用薬を電子カルテへ入力することは医師の業務軽減となっている。さらに怠薬や過量内服が無いかについても残薬を確認し薬害の状況があれば医師に報告している。二つ目は急性薬物中毒症例における薬剤情報提供である。当院は救急外来だけに専従している医師が約二名と少なく、研修医や非救急医が急性薬物中毒を対応する症例では薬剤師の情報は診療の有力な情報源となる。三つ目は抗凝固薬内服患者の出血病態における拮抗薬の投与のサポートである。これらの拮抗薬の投与は煩雑であるため、薬剤師が加わることで正確に投与できるようにサポートしている。この様に二次医療機関において救急外来で薬剤師に期待されることは大きい。彼の業務は医師働き方改革を可能とし、患者診療の質向上ならび医療安全にも貢献しているといえる。
