講演情報

[PD3-05]救急外来の質向上へ向けた薬剤師業務体制の構築とITによる業務効率化について

*西村 知晃1、柴田 啓智1、甲斐 光1、田上 治美1 (1. 済生会熊本病院)
当院は断らない救急を目標に掲げ、年間18000人以上の救急患者を受け入れている。患者へ安全な薬物療法を提供するため、救急外来における薬学的管理は、限られた時間のなか迅速かつ正確な対応が求められる。そのため、当院では救急専門・認定薬剤師による平日日勤帯における救急外来オンコール体制を開始した。主な活動内容は、緊急手術・入院患者の持参薬鑑別、緊急挿管時・t-PAモード・ECPR時における薬剤準備・調製支援、処方提案などが挙げられる。最初の半年間(2022年6月- 11月)における緊急手術症例での薬剤師の介入率は13.6%(介入26件/症例191件)のみであったものの、直近の半年間(2023年9月- 2024年2月)では48.1 %(介入65件/症例135件)、月あたりの最大値は79%と上昇傾向にあり、この背景にはITを用いた情報の自動抽出と可視化の技術が生かされている。本シンポジウムでは上記に述べた薬剤師の活動を具体的に紹介するとともに、ITを用いた効率的な薬剤師業務の構築について提示し、今後薬剤師が救急外来で担うべき活動について議論したい。