講演情報

[PD8-06]秋葉原通り魔事件でバイスタンダーとして活動しPTSDに罹患してから16年目で見えた課題

*西村 博章1 (1. 国士舘大学大学院救急システム研究科)
演者は2008年6月8日に発生した秋葉原通り魔事件の現場に偶然居合わせバイスタンダーとして初期トリアージと救命処置を実施した。この事が原因となりPTSD(心的外傷後ストレス障害)に罹患し、事件から16年経った現在も種々の症状があり通院治療をしている。
事件後、バイスタンダーとしての活動で負った後遺症を抱えながらの生活は大変な場面が多く、日常生活や就業の場面では困難な事も多かった。
警察の法律適用で治療費の支給は受けられたが、生活の支援に関する金銭の支給は事件に遭った時の収入が算定基準となるため事件当時に収入のない大学生だった演者は治療費以外の支給を受けられず現在でも人生に大きな影響を残し続けている。
当事者として制度の中で課題と感じる点を発表する。